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 本学主催による、アジア未来リーダー育成奨学金プログラム(Asian Future Leaders Scholarship Program、以下AFLSP)の第8回となる2023年度夏季成果報告会を、2023年7月23日に開催しました。

 はじめに、平島崇男 大学院教育支援機構長から開会の挨拶があり、本学が参加してから10年目を迎える本プログラムの目的や、本学奨学生の研究・社会活動の成果を発信する場として本報告会を開催していることなどが述べられました。

 報告会では、趙亮 総合生存学館准教授および張凱淳 工学研究科講師による運営のもと、5名の奨学生が自身の研究成果や社会貢献などについて報告を行った後、2022年4月から開始した、奨学生が4~5名のチームで研究を行うTeam-Project Based Research(T-PBR) の研究成果について、各チームより報告を行いました。

 発表を受けて、各審査員より講評があり、優れた取り組みおよび発表を行った奨学生とT-PBRの最優秀チームに対し表彰を行いました。審査員からは、文化の多様性に触れ、協力し合うことの大切さや、自分の専門分野以外にも目を向け、より多くの活動に参加することが必ず将来に役立つといったメッセージが述べられました。

 本奨学金プログラムを通じて、学生達が交流し、文化の多様性についての理解を深め、世界で活躍するリーダーとしての資質を育む機会となることが期待されます。

「Asian Future Leaders Scholarship Program」(アジア未来リーダー育成奨学金プログラム)

アジア太平洋地域内での、海外留学を望むアジアの若者たちを支援し、異文化間理解を深め、将来のアジアび世界の友好・発展に寄与する人材を育成することを目的として、百賢亜州研究院(Bai Xian Asia Institute)が主体となって2014年より実施が始まりました。京都大学を含む日中6大学がパートナー大学として選ばれ、毎年100名程度の奨学生を受け入れています。本学では毎年約10名の奨学生(修士課程留学生)の受け入れを実施しています。