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 京都大学では、ウクライナの危機的状況が続くなかで、4月6日付け湊長博総長名の「ウクライナからの学生受入れについて」に基づき、本学の学術交流協定校である、キーウ工科大学及びタラス・シェフチェンコ記念キーウ国立大学からの学生受入れを表明しており、今回のセレモニーには受け入れを決定している18 名のうち、すでに来日している14 名の学生が出席しました。

 本学からは湊長博総長、稲垣恭子理事・副学長(男女共同参画、国際、渉外(基金・同窓会)担当)、平島崇男理事・副学長(教育、学生担当)らに加え、現在留学生ラウンジ「きずな」で支援スタッフとして雇用されている元本学留学生のウクライナ人スタッフと、現在経営管理大学院に在籍中のウクライナ人留学生も出席しました。

 セレモニー終了後は、受入れ学生と湊総長らとの懇談会が行われ、クラブやサークル活動をはじめとする本学の学生生活や、セレモニーで身に付けていたウクライナの民族衣装などについて笑顔で話す姿が見られました。

 本学で受け入れたウクライナ学生に対しては、本学の「ウクライナ危機支援基金」に多方面から多くのご協力をいただいたことにより、日本への渡航費用だけでなく毎月の生活費支援の実施が可能となりました。併せて、株式会社学生情報センターより学生用住宅を無償提供いただいており、受け入れた学生が安心して生活できる環境が整っています。学内でのサポートについても、学修面では各学生に学修指導等を行うメンター教員を付けるとともに、学生が英語による授業の履修だけでなく、日本語の学修もできるよう、学生のレベルに応じたクラスを提供しています。また、メンタル面では、学生チューターや担当職員を増員することで、日々の相談や手続等のサポートを行っており、留学生相談室の体制を強化して充実を図っています。

 今後も、両面で学生が安心して本学で学修が継続できるようにサポートを行います。


関連リンク

 ・京都大学大学院教育支援機構「ニュースレター」

 ・京都大学基金「ウクライナ危機支援基金」