国際・共通教育推進部留学生支援課では、2023年10月26日、京都府国際センターとの共催で、左京消防署の協力のもと、「留学生のための防災講習会」を開催しました。コロナ禍によりオンラインでの開催が続いていましたが、今回は久々に対面での開催となりました。
第一部は、JICA関西から講師として山本聖也氏をお招きし、講義を行いました。日本で災害時に発出される警報レベルの説明や、災害が起きた際に取るべき行動、非常用持出バッグの準備等日頃からの備えについて話があり、ハザードマップを使って、避難所・避難場所を確認するワークショップも行いました。また、第一部の講義は、11月9日にオンラインでも実施しました。
第二部では、左京消防署による地震発生時の対応についての説明の後、起震車による震度6~7レベルの地震体験、水消火器を使った消火訓練を行いました。起震車での体験では、揺れている時や揺れが収まった後の対応について、消火訓練では、消火器の操作方法だけではなく、火事発生時の初歩的な対応である「大きな声で周囲に火事の発生を知らせ、助けを求める」ことの大切さを学びました。
参加した留学生たちは、講義および起震車体験や水消火器操作体験を通じて、「災害に備える」という防災への意識を新たにしました。本講習会は、参加者が今後日本において安全な留学生活を送るうえで、有意義なものとなりました。