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 Kyoto iUPでは、2023年度生予備教育課程開講式を9月29日に開催しました。
 京都大学では、選抜時に日本語能力を問わないことで、広く海外から優秀な学部生を受け入れ、入学後に徹底的な日本語教育を施すことで、専門課程は日本人学生と共に学ぶという、学部教育プログラム:Kyoto iUP(Kyoto University International Undergraduate Program)を実施しています。
 今年度は20名の学生を12の国・地域から迎え、予備教育履修生の出身国・地域はさらに多様化しました。また、今回初めてインドやドイツ出身の学生を受け入れました。

 初めに、國府 教育・学生担当理事が歓迎の挨拶を行い、京都大学の基本理念である「自学自習」について紹介し、友人をつくり日本語を懸命に学ぶよう、予備教育履修生を励ましました。
 続いて、宮川 国際高等教育院長が歓迎のプレゼンテーションをし、吉田兼好の『徒然草』のエピソードや孔子の言葉を紹介した後、積極的に人に相談し、そこから学ぶことの大切さを強調しました。
 次に、これからの6か月間、予備教育を担当する吉田カレッジオフィスの各教員が自己紹介をしました。そして最後に、予備教育履修生からの自己紹介があり、それぞれの大学生活への抱負を、学んできた日本語を織り交ぜながら発表しました。

 予備教育課程は10月から始まりました。履修生にとっては、全く新しい環境での生活が始まったところです。これからの6か月間、皆が互いに助け合い、クラスメイトたちと実りある時間を過ごしてくれることを願っています。

Kyoto iUPについて:https://www.iup.kyoto-u.ac.jp/