MESSAGE37

[ 学生/新潟大学 ]

ベトナムの人々との関わりを経て国境にとらわれない仕事を志すように。

眞野 明日香さん

新潟大学大学院 自然科学研究科 修士課程

参加したプログラム

実施エリア

  • カンボジアカンボジア
  • タイタイ
  • ベトナムベトナム
  • ラオスラオス

ベトナムのハノイに留学し、
インターンシップ等に参加。

本事業で来日した留学生との交流をきっかけに、中期派遣プログラムに応募し、ベトナムのハノイに2カ月間留学しました。 留学期間の前半は、新潟に本社がある日系企業でのグループワーク型のインターンシップに参加しました。ハノイ工科大学の学生2名とグループを組み、企業の方とのディスカッションを元に決めたテーマに沿って、改善活動を実施しました。後半では、ハノイ工科大学での講義を受講し、研究活動にも参加しました。また、週末には、現地の大学でできた友達がハノイの街を案内してくれました。初めのうちは、特有の天候やバイクの多さに戸惑うこともありましたが、友達のサポートを受けながら放課後や休日にハノイ市街を散策していました。

学んだのは、異なるバックボーンをもつ人とのコミュニケーション。

留学経験による変化のひとつに、「言葉にして伝えるようになった」ことがあります。以前は、「言わなくても良いだろう」「分かってくれるだろう」と自分の意見や感情を言葉にして伝えることに消極的でしたが、留学先ではそうはいきません。現地の学生やインターン先の社員の方と交流していくうえで、「主張を伝える」ことはとても重要でした。文化・言語・専攻の異なる学生とのグループ活動においては、お互いの意思を言葉以外から読み取るというのは困難です。初めは、お互いの意思や意見が理解できず、たびたび衝突していましたが、あるとき「自分で努力をしないで相手に理解を求めるのは甘えだ」と気付き、意見や感想、感情等を言葉にして伝えるよう心がけました。それでも意見が衝突することはありましたが、お互いの考え方を共有することで、グループワークがずっとスムーズになったと感じます。また、グループの一員として行動することや、異なる背景の人たちと協働することの面白さも感じることができました。

将来は、
国境にとらわれない仕事に取り組んでいきたい。

また、ひとつのものづくりのために、素材や人、知識、技術が、国境を越えて交じり合う現状を知り、海外との関わりの中で日本のものづくりが日々向上していることを実感することができました。この経験を経て、日本と海外のものづくりをつなぐ一人として、国境にとらわれない仕事がしたいと思うようになりました。

楽しいこともしんどいことも。
経験のすべてが、自分の武器に。

この事業は面白いです。きっと、これからもっと面白くなります。留学は楽しいことだけではありません。大きな壁にぶつかったり、予想もしない困難に遭遇したりすることもあります。それでも、その経験のすべてが、いつか自分の武器になると感じています。楽しいこともしんどいこともたくさんの密度の濃い2カ月間でしたが、今は経験できて良かったと感じています。少しでも興味があるのなら、まずは説明会や資料、Webサイトをチェックしてみてください。その一歩が、思った以上に大きな一歩になるかも知れません。