現場での経験によって大学で修得した
学問の知識とスキルを向上。
グローバル医療保健人材の育成のためには、大学での教育と同時に現場での経験が不可欠です。特に保健学の分野ではそれが顕著です。本プログラムでは、豊富な病院実習、研究所での演習、インターンシップを準備し、大学で修得した学問の知識とスキルを実践の場で生かす機会を提供。より実践的な知識とスキルを獲得するとともに、チャレンジ精神とコミュニケーション能力を養いました。これによって教育研究機関や保健・医療機関、民間企業が必要とするグローバルな医療保健人材の育成につなげることができたのはもちろん、日本の医療専門職者(看護師、臨床検査技師、作業療法士、理学療法士)が、日本ではあまり見られない病気やその治療を実習したり、保健医療制度の相違を直接知る良い機会となりました。また、地域において住民と触れ合い、語り合い、健康状況の把握と保健指導ができたことも大きな成果でした。さらに学生にとって、これらの実習が単位認定されることは、大きなモチベーションになっていたようです。
本プログラム実施を通じて、本学でのグローバル教育の改革を進めることができたことも強調しておきたいポイントです。国際教育の実施ならびに運営体制が構築でき、全教員のグローバル教育実践能力向上が図れたのではと思います。