MESSAGE27

[ 教員 / 大阪大学 ]

日本、東南アジアでの経験が、
20年後に影響することを期待。

金井 祐太助教

参加したプログラム

実施エリア

  • インドネシアインドネシア
  • 韓国韓国
  • シンガポールシンガポール
  • タイタイ
  • 台湾台湾
  • 中国中国
  • ネパールネパール
  • バングラデシュバングラデシュ
  • フィリピンフィリピン
  • ベトナムベトナム
  • マレーシアマレーシア

タイ、インドネシアの大学と締結し、
学生を派遣・受け入れ。

『大学の世界展開力強化事業』で留学生の受け入れ、さらに大阪大学からの学生の派遣を通じ多くの貴重な体験をさせていただくことができました。大阪大学ではタイ・マヒドン大学熱帯医学部およびインドネシア・アイルランガ大学医学部と締結し、この5年間で、大阪大学から12名を派遣し、11名を受け入れてきました。派遣、受け入れ共に学生(学部生・大学院生)を対象としており、大きな責任を負うことになりましたが、無事に終了することができ、ほっとしています。

「トラブルも経験」。
現地で学ぶ日本人学生の成長を実感。

大阪大学からは、毎年医学部の学部3年生をアイルランガ大学への病院実習に派遣しておりました。毎回何らかの軽度なトラブルがあり、報告を受けるたびに落ち着かない気持ちになりましたが、結局彼ら自身で解決し、非常に感心することが多くありました。「トラブルも経験」としてできるだけ現地の学生と同様の生活をしてもらいましたが、1カ月の実習の間で、彼ら自身が大きく成長しているのが感じられました。

大阪大学微生物病研究所で、
留学生に最先端の実験技術を教授。

アイルランガ大学医学部の学部生も毎年継続して、受け入れました。基礎実験に興味のある学生を受け入れ、大阪大学微生物病研究所で約1カ月にわたり、最先端の実験技術を教授しました。もともと実験の経験がほとんど無い学生ばかりでしたので、どれほど身についたかは分かりませんが、多少なりとも記憶に残れば成功したと言えるのではないかと思っています。週末には積極的に観光にも出かけており、日本での生活を満喫しているようで私としてもうれしく思いました。

10年、20年後、
留学経験が良い作用を及ぼすことを期待。

私自身も大学生の頃に東南アジアを旅した経験があり、その思い出は今でも鮮明に刻まれています。20年近くが過ぎた今でも、私の人格形成に影響があったのだろうと感じることがあります。このプログラムの成果はすぐに得られるものではありません。しかし10年、20年と経過するなかで、この時の経験がほんの少しでも良い方向に影響することがあれば、私にとっては最上の喜びです。