MESSAGE24

[ 参加学生 / 高知大学 ]

東南アジアの土壌汚染に関心。
プログラムを経てボゴール農業大学に留学。

朴 智徳さん

農学部農学科食料科学コース

参加したプログラム

実施エリア

  • インドネシアインドネシア

英語力の低さを痛感し、
すべてのSUIJI-SLPに参加。

2013年度のベーシック国内サービスラーニング(SL)で蒋渕サイトに参加し、海外SLではボゴールサイトに参加しました。活動をするなかで自分の英語力の低さを痛感した私は、フィリピンへと語学留学したのち2014年度のアドバンスド海外SLで再びボゴールサイトに行き、2015年度のアドバンスド国内SLで室戸サイトに参加し、すべての「SUIJI(Six-University Initiative Japan Indonesia)サービスラーニング・プログラム(以下SUIJI-SLP)」を終えました。今思うと非常に充実し、そして自分を成長させることができたSUIJI-SLPであったと感じます。

東南アジアの土壌汚染への興味から、
インドネシアへ。

私がSUIJI-SLPに参加したのは、高校生の時に土壌、特に東南アジアでの土壌汚染に興味を持ったのがきっかけです。大学入学後は東南アジアに留学し、土壌汚染について学びたいと考えていたので、SUIJI-SLPに出会いインドネシアに行けたことは幸いでした。現地では、インドネシアについて学ぶ機会を得ただけでなく、さまざまな方々と出会う機会を得ることができました。

日本とインドネシアの「普通」が
異なることを実体験。

SUIJI-SLPに参加してインドネシアについて学ぶなかで、さまざまな驚きや経験を得ることができました。特に一番初めに参加した国内SLでは、インドネシア人の時間についての考え方に驚き、悩まされました。日本では時間通りに行動することが当たり前となっており、5分前や10分前行動など、小中高で先生から口を酸っぱくして言われます。しかし、インドネシアではそうではありません。スケジュール通りに進まないことは、私を非常に悩ませました。しかし、インドネシアの子に聞くと「インドネシアでは遅れている子を待って一緒に行動にすることが当たり前」と言われました。日本とインドネシア、それぞれの「普通」は異なります。頭では理解していたことですが、実際に体験したことによってあらためて学んだため、強く印象に残っています。

SUIJI-SLPでの経験を生かし、
留学生をサポートしていきたい。

SUIJI-SLPに参加しなければ、インドネシアと日本の違いについて学ぶことはなかったでしょう。また、自分の英語力のなさを痛感し、フィリピンに語学留学することもなかったと考えます。そして何より、ボゴール農業大学に休学留学し、環境汚染の研究をしていなかったはずです。私にとってSUIJIとは経験と機会を得る場であったように感じます。今後はSUIJI-SLPと留学で得た経験を生かして、SUIJIに参加する後輩や高知大学に留学してくるインドネシア人学生のサポートをすることができたらと考えています。