MESSAGE17

[ 教員 / 名古屋大学 ]

「日本とASEAN」「開発援助とビジネス」。
多様な視点から国際協力を学んでいく。

参加したプログラム

実施エリア

  • インドネシアインドネシア
  • カンボジアカンボジア
  • シンガポールシンガポール
  • タイタイ
  • フィリピンフィリピン
  • ベトナムベトナム

多様な視点と共通理解を備えた
次世代国際協力リーダーへ。

経済のグローバル化による国際協力活動の変化に対応するためには、開発援助とビジネスをつなぐ視点を備え、ASEAN地域と日本双方の経済・法・政治・社会・文化に対する共通理解を持ったリーダーが必要です。本プログラムは、そのような「次世代国際協力リーダー」の養成を目的として設置されました。

ASEAN諸国の7大学とともに
コンソーシアムを形成。

こうした目的のもとに名古屋大学とASEAN諸国の7大学(フィリピン大学ロスバニョス校、シンガポール国立大学、ガジャマダ大学、ハノイ法科大学、ホーチミン市法科大学、カンボジア王立法経大学及びチュラロンコン大学)がコンソーシアムを形成。英語によるコースワークと企業・行政機関・国際機関訪問等を含むフィールドワークやインターンシップを組み合わせたカリキュラムを開発しました。 また、単位互換と成績管理等の質保証の枠組みの整備も合わせて実施。UCTS(UMAP Credit Transfer Scheme)をもとにした単位互換システムを導入することで、名古屋大学と連携先大学間での単位互換をスムーズに。本プログラムには5年間で延べ261名の派遣学生と、249名の受入学生が参加しました。

日本・ASEANの学生がともに
理解を深めていく。

本プログラムでは、多方面でさまざまな成果を得ることができました。まず英語によるコースワークについては、名古屋大学内で部局をまたいで共同教育コースを提供することで、経済・法・政治・社会・文化に関する幅広い知識を提供することができました。日本人とASEAN学生が、英語で議論に参加したりグループワークをしたりすることは、日本人学生の語学力向上につながっただけでなく、双方の国に対する理解を深めるきっかけとなりました。

各企業・行政・公的機関の協力のもと、
多様な学びを提供。

企業・行政機関・国際機関訪問等を含むフィールドワークやインターンシップについては、国連地域開発センターやUNESCOバンコクなどの国際機関をはじめ、国内外の各企業、弁護士事務所、地方行政機関や各種公的機関、NGO/NPOなど、さまざまな組織/団体にご協力いただきました。また、名古屋大学卒業生でもある地元企業幹部経験者が設立した任意団体ASEAN-NAGOYA CLUBとも連携。これによって、留学生の関心に合致した各企業や機関へ訪問できる機会が増加し、日本企業のビジネスや日本社会に関する講座を提供することもできました。