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[ 学生 / 慶應義塾大学 ]

ベトナムでのサマースクールとインターンで、国際弁護士へ。

志澤 政彦さん

参加したプログラム

実施エリア

  • カンボジアカンボジア
  • タイタイ
  • ベトナムベトナム
  • ミャンマーミャンマー
  • ラオスラオス

司法試験受験直後から2カ月半、
サマースクール等に参加。

世界展開力強化事業の支援を受け、慶應義塾大学大学院法務研究科グローバル法研究所(KEIGLAD)の東南アジアプログラムに参加しました。司法試験受験直後の6月下旬から合格発表直前までの2カ月半で、ホーチミン経済法律大学(University of Economics and Law, UEL)での米国法サマースクールおよびドウェイン・モリス・ベトナム法律事務所(Duane Morris Vietnam LLC)でのインターンシップに参加することができました。

唯一無二の強みを持った、最先端の法律家へ。

欧米諸国、特に米国への留学であれば、渉外法務に携わる弁護士のほとんどが経験することと思われます。しかし、人口減少と移民受け入れの議論が活発になる昨今、東南アジアの重要性は年々増してきています。そういう意味でも、司法試験受験直後という早い段階で、この事業の支援を受けてこのプログラムに参加できたことは貴重な経験でした。若いうちから東南アジアの一国に一定期間滞在し、異文化や現地の成長のエネルギーを肌で感じた弁護士となると、そう多くないでしょう。このプログラムを通じて、他の弁護士・法律家にはない強みを得ることができたと考えています。

現地と深くかかわる日本人としての土台を築く。

日本という国に生まれたことのありがたみや、日本がさまざまな課題を解決してきたことに対する責任も感じます。世間の変化が激しい中で、新興国の意思決定に携わる人々と、現地の法律事務所の距離の近さを感じる機会もありました。また、現地で参加したスイングダンスのコミュニティで出会った人たちと、将来一緒に仕事をすることもありえるかもしれません。いつか彼らの力になる、それを通じて日本の力になれる土台を、この事業を通して築くことができたと感じます。

今回の経験を、新時代開拓の実務へ向けた足がかりに。

司法試験受験直後という、日本法の勉強をさほど気にしなくていいタイミングで現地の環境に深く入り込めたことも良かったです。米国法の学習に集中し、現地弁護士およびコモンローの弁護士たちとの仕事に打ち込めたことは、実務家の第一歩としてこれ以上のものはないと感じます。弁護士として価値ある仕事をするために、重要な視点や意識を学べました。新時代開拓が必要な中、司法試験受験生のニーズに合わせた支援は非常にありがたく、このプログラムを通じて自分の道を自分で切り開くのだという意識を再確認できました。