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[ 参加学生 / 神戸大学 ]

デングウイルスの治療薬開発を研究。
多角的な視点と英語力の成長を実感。

坂倉 裕基さん

保健学研究科

参加したプログラム

実施エリア

  • インドネシアインドネシア
  • 韓国韓国
  • シンガポールシンガポール
  • タイタイ
  • 台湾台湾
  • 中国中国
  • ネパールネパール
  • バングラデシュバングラデシュ
  • フィリピンフィリピン
  • ベトナムベトナム
  • マレーシアマレーシア

自身の研究テーマである
デングウイルスの流行地へ。

本プログラムに参加した理由は大きく分けて2点あります。 1点目が自身の研究テーマであるデングウイルスへの知識の拡充です。実際に、流行地であるインドネシアに行くことで、今後の研究にプラスになると考えました。
2点目が、英語を介したコミュニケーション能力の向上です。研究室にいた留学生のインドネシア人やネパール人とのコミュニケーションがスムーズにいかず、もどかしい気持ちを覚えていたためです。

現地の研究員とともにデングウイルスの治療薬開発を研究。

プログラムではインドネシア第2の都市スラバヤのアイルランガ大学に2カ月間滞在。日本で学んだ知識・技術を活かしながら、大学内の熱帯疾患の研究所で現地の研究員とともにデングウイルスの治療薬開発に没頭しました。
インドネシアに多数自生している薬用植物をさまざまな方法で抽出し、デングウイルスにどのくらい有効なのか、またそれは細胞に障害を与えていないのかなどを調査。そのほか、現地の研究員と実験の失敗の原因について議論したり、デングウイルスの媒介動物である蚊の生息地のマングローブで、幼虫の観察をしたりすることで、デングへの多角的な見方ができるようになったと感じます。

現地人との交流を経て、
英語力のスキルアップを実感。

休日には、さまざまな場所に足を運びました。イスラム教の犠牲祭やお祈り体験、現地でできた友達とのフットサル、結婚式、研究員との2泊3日のロンボク島旅行、さらには青い炎“ブルーファイア”で有名なイジェン山の登山に出かけたりもしました。
現地人に積極的に話しかけ、聞き取れなかった部分をわかるまで聞き直すことで、英語での会話も次第にできるようになっていきました。最終日には研究成果を英語で発表する機会が与えられ、そのプレゼンに対する質問にも問題なく回答できるまでになりました。さらに帰国後のTOEICでは出発前の670点から160点上昇となる830点を獲得。英語力のスキルアップをすることができました。

異文化交流で覆された常識。
現在は海外で働くことを志望。

異なる文化を持つ人々と交流することで、今まで常識だと思っていたことが覆る出来事が多々ありました。自分の世界が広がるようで、とても面白い経験だと感じました。現在は、さまざまな考え方、価値観を知りたいと思うようになり、海外で働けるような仕事を探しているところです。
本プログラムを通して飛躍的に成長することができ、自分のやりたいことを見つけることができたと感じます。みなさんもぜひチャレンジしてください。