MESSAGE20

[ 参加学生 / 慶應義塾大学 ]

マレーシアの先住民族を題材に
ASEAN諸国の学生とともに調査・発表。

深山 嶺美さん

経済学部

参加したプログラム

実施エリア

  • インドネシアインドネシア
  • カンボジアカンボジア
  • シンガポールシンガポール
  • タイタイ
  • フィリピンフィリピン
  • ベトナムベトナム
  • ミャンマーミャンマー
  • マレーシアマレーシア

ASEAN各国共通の問題である
先住民族の社会化を検討。

今回私が参加したEBAマレーシアフィールドワーク(2016/10/11~18)は、ASEAN各国の大学生がマレーシア科学大学に集い、マレーシアを含むASEAN各国が抱える問題のひとつである先住民族の社会化について考えるものでした。マレーシアでは昔ながらの慣習や文化を大切にしている先住民族を「オランアスリ」と呼びます。私たち学生は、ビジネス、持続可能な環境、文化、教育、ICTの5つのグループに分かれ、オランアスリに残る慣習や文化を守りつつ社会化に向けて何ができるのかを調査し、発表しました。

実際にマレーシアに渡航して知った
オランアスリの現状。

本プログラムに参加するまでは、マレーシアは多民族国家であるという知識があるのみで、オランアスリの存在を知りませんでした。しかしマレーシアへの渡航後、マレーシア科学大学での事前学習で今現在もオランアスリが多く残っていることを知り、彼らが社会から排除されつつある現状について学びました。

東南アジア・マレーシアに対する実感を伴った知識を獲得。

マレーシアは私にとって初めての東南アジアでした。ひとくくりに「海外」と考え、東南アジアも諸外国と似たような場所であることを想像していましたが、全く違いました。マレーシアで過ごした数日間は、貴重な経験ばかりで一生の思い出です。また、「東南アジアではこういった環境で日常を過ごしている人もいる」という実体験により、実感を伴った知識にもつながりました。また、一緒に大学のゲストハウスで過ごしたASEAN各国から来た大学生とも、他愛のない話から政治的、宗教的な問題まで、さまざまなことを話し合うなど、有意義な時間を過ごすことができました。 初めての東南アジア、初めての学生プログラムへの参加でしたが、EBAプログラムならではの場所で、プログラムを通じて集まった仲間と過ごした数日間は、ひと月にも感じるほど充実した、色あせることのない素晴らしい経験となりました。