MESSAGE19

[ 教員 / 明治大学 ]

日本とASEANとの架け橋となる
「実務型リーダー」の育成へ。

大六野 耕作副学長

国際交流担当

参加したプログラム

実施エリア

  • インドネシアインドネシア
  • シンガポールシンガポール
  • タイタイ
  • フィリピンフィリピン
  • ベトナムベトナム
  • マレーシアマレーシア
  • ラオスラオス

学生交流実績は、のべ1,000名を超える規模に。

本事業では、日本と東南アジアに関するリテラシーおよび①課題解決能力、②関係構築能力、③環境適応能力という3つの現場力を有し、さまざまな分野で日本とASEAN地域との架け橋になり得る「実務型リーダー」を育成することを目的としています。これを実現するため、7カ国17大学との間で交換留学プログラム、短期留学プログラム、ダブルディグリープログラム、SENDプログラム、遠隔授業、本学アセアンセンターを活用してのワークショップ等、さまざまな交流プログラムを展開しました。その結果、事業期間中の学生交流実績がのべ1,000名(派遣・受入計)を超える大規模なものとなりました。

なかにはASEAN地域関連の職業を志す学生も。

本事業の実施により、学内の教職員、そして学生のASEAN地域への興味・関心が高まったことは、パートナー大学を含むASEAN地域各大学との学生交流を含む協定数の増加、同地域をフィールドにした多くの短期派遣プログラムの新設、そして同地域への交換留学を希望する学生の増加という成果につながっていることからも明らかです。なかには、本事業で実施した短期プログラムに参加したことによりASEAN地域への興味・関心が芽生え、パートナー大学への交換留学をし、さらに将来もASEAN地域に関わった職業を志すに至った、という好例もあります。事業実施期間に各プログラムに参加してASEAN地域への留学を果たした学生はもとより、本学へ留学してきたパートナー大学学生のサポーターとして関わった学生も、それぞれに貴重な学びを得ることができたものと思います。今後益々日本にとっての重要性が増すであろうASEAN地域を見て、聞いて、体験した学生の裾野は、確実に広がったと言えるでしょう。

タイでの短期研修、フィリピンでのボランティアの共通点。

本事業は2016年度で終了しましたが、本事業を通じて開設した科目はそのほとんどが正規科目として、補助金対象年度終了後も継続して開講する予定であること、また本学はH28年度大学の世界展開力強化事業:ASEAN地域における大学間交流の推進(タイプB)にも採択されていることから、今後も日本とASEAN地域との架け橋として活躍し得る「日本ASEAN実務型リーダー」を継続して輩出していきたいと考えております。