MESSAGE7

[ 教員 / 慶應義塾大学 ]

急成長するメコン諸国の法的課題も
解決可能なグローバル法務人材へ。

参加したプログラム

実施エリア

  • カンボジアカンボジア
  • タイタイ
  • ベトナムベトナム
  • ミャンマーミャンマー
  • ラオスラオス

グローバルな視点から
法的課題に取り組む人材を養成。

現在、メコン地域諸国(ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー)は、世界各国からの投資が急速に進み、世界の成長センターに向けて発展しつつある一方で、投資紛争、経済・地域格差、貧困、公害・環境破壊、汚職、法令遵守・司法アクセスの不徹底、国際標準の要求等の法的課題に直面しています。こうした課題に対処するためには、偏狭なナショナリズムに陥ることなく、グローバルな視点から、人類の共通利益を増進させるべく、政府・企業・市民社会の各界でリーダーシップを発揮することのできる人材としての「グローバル法務人材(Global Legal Professions)の養成が不可欠です。

日本・メコン諸国の各大学の
特色を活かしたプログラム。

本事業は、そうしたグローバル法務人材の養成を、アメリカ等のコモン・ロー圏(英語圏)に留学生を一方的に派遣して行う従来型の外注方式に依存するのではなく、日本とメコン地域諸国の大学の特色を活かした協働プログラムの開発を通じて行います。すなわち、日本とメコン地域諸国の大学が背負う課題を共有することにより、各大学の歴史的・地理的・文化的特色等を活かした固有のプログラムとしての「アジア発グローバル法務人材養成プログラム (Program for Asian Global Legal Professions: PAGLEP)の構築を目指しています。

メコン地域5ヵ国6大学と連携し、
カリキュラムを形成・改善。

PAGLEPは、慶應義塾大学大学院法務研究科(KLS)が、タマサート大学法学部(TML、タイ)、パニャサストラ大学法・行政管理学部(PLP、カンボジア)、ベトナム国家大学ホーチミン校経済・法律大学(UEL、ベトナム)、ハノイ法科大学(HLU、ベトナム)、ラオス国立大学法・政治学部(LNL、ラオス)、ヤンゴン大学法学部(YUL、ミャンマー)のメコン地域5ヵ国6大学と連携し、教員同士の比較法学教育研究による教材開発や相互授業を通じて形成・改善したカリキュラムを、学生の相互留学による単位互換や学位取得を通じて具体化するジョイント・プログラムです。

英語による法学教育を実施。
政府等の機関・団体とも連携。

PAGLEPでは、各大学の歴史的・地理的・文化的特色を活かしながらも、全科目を英語によって提供できる法学教育を実施します。加えて、政府機関、国際機関、法律事務所、NGO団体等と連携したインターンシップ等を通じ、実践的な問題解決力の涵養も重視しています。これらを通じて、真の意味でグローバルな視野と能力を備えた法曹人材の育成を目指します。